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ジェル基剤How To

手作り化粧水にとろみをつけたい、ジェル状にしたい時には、化粧水のレシピにジェル基剤を入れて下さい。また、美容液は少しとろみがあると肌の上で長い時間留まることができますので、有効成分が効率よく期待できるようになります。フェイスパック、ボディジェル作りに使うこともできます。その他、安定したクリームにするために使用します。

Material

  • キサンタンガム・クリアー
  • タマリンドガム
  • グアガム
  • クリスタルジェル
  • アロエベラ・ジェル(オーガニック)
  • DMAEジェルベース
  • 精製ベントナイト
  • ヒアルロン酸・コラーゲン
  • ヒマワリ乳化ワックス

手作りジェル

作り方

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キサンタンガム・クリアー

キサンタンガムは、微生物キサントモナス・キャンペストリス(Xanthomonas campestris)がブドウ糖(当店のものはコーンシュガー)などを栄養源として菌体外で体を保護するために分泌された多糖類です。透明度の高いゲルを形成することができますが、混ぜるときに少しコツが必要です。耐熱性、耐酸性、耐アルカリ性に優れ、冷水にも温水にも溶けます。グアガムと混ぜると相乗的に粘度が増加します。

 ・使用量……………0.1〜1% (出来上がり100に対して0.1〜1g)
 ・相性の悪い素材…GSE

キサンタンガムの混ぜ方

防腐剤との相性

キサンタンガム

グアガム

グァーガムともいい、一年生豆科植物の種子から得られる多糖類です。精製水に混ぜ30分〜2時間後に粘度がでる。冷水にも溶けますが加熱することで、溶ける時間を短縮することができます。

キサンタンガムと混ぜると相乗的に粘度が増加する割合
 →キサンタンガム0.1% : グアガム0.4%

 ・使用量……0.5〜1% (出来上がり100に対して0.5〜1g)

グアガムの混ぜ方

グアガム

タマリンドガム

タマリンドシードガムは、インドや東南アジアに生育する常緑樹タマリンドの種子からとれる多糖類です。種子は調理され食べられる他、インドのチャパティの材料として食用にされます。
耐熱性、耐酸性、耐塩性に優れています。キサンタンガムラやグアガムと比べると粘度はやや低くなります。

ゲル状にするには精製水に溶くだけではなく糖類(トレハロース)、グリセリン、BG、アルコール類と併用し、40〜70℃の加熱、静置、冷却が必要となります。
アルコールを用いると硬くなりますが、弾力は低く白濁します。グリセリンでは、弾力性があり硬く離水の少ない透明なジェルになります。その他、微量の茶カテキンと併用すると融点の低いジェルができます。

 ・使用量……0.1〜4% (出来上がり100に対して0.1〜4g)

タマリンドガム

セルロース

植物性のセルロースは、シャンプーやソープに入れることで泡立ちの悪い石鹸に増泡させるこができ、同時にとろみを出すことができる手作りリキッドシャンプーにはお勧めの材料です。
コンディショナーのレシピで粘性がでます。使用感も問題なく使用できます。
また、アミノ酸石けんや石鹸素地から作るレース石鹸、紙石鹸の材料としても使えます。
 ・使用量……0.5〜2% (出来上がり100に対して0.5〜2g)


キサンタンガムの混ぜ方

セルロース

クリスタルジェル

キサンタンガムを植物性天然ポリマーというのに対し、クリスタルジェルは合成ポリマーになります。腐敗しにくく、きれいなジェルが簡単に出来ます。また、高分子なので肌には浸透せず、肌の上に膜を作るのでパックしているかのような保湿が期待できます。高粘質なので少量でも芳香蒸留水、精製水に加えてジェルを作ることが出来ます。最初は分離したようになりますが、シリコーンスプーンなどで混ぜ続け、お好みの固さに調整して下さい。キャリアオイルなど少しの油溶性成分も取り込むことができます。

 ・使用量……………10〜30% (出来上がり100に対して10〜30)
 ・相性の悪い素材…クエン酸、ビタミンC誘導体、GSE、アロエ200X、アロエジュース

1,3ブチレングリコール(BG)

アロエベラ・ジェル(オーガニック)

アロエベラジェルは、オーガニックアロエベラジュースにジェル基材の植物性セルロースを混ぜて作られたしっかりしたジェル状の成分です。このセルロースは、植物の細胞壁を構成する成分です。
有効成分を入れて簡単にローションやジェル、パックを作ることができます。昔からアロエベラは、肌と髪に潤いとハリを与え、保湿、抗炎、収斂、抗菌作用があるとされ、ニキビなどの肌荒れを改善する効果や火傷、切り傷に用いられてきました。そのままでもお使い頂けますし、精製水や芳香蒸留水と混ぜて硬さを調節してもお使い頂けます。

 ・使用量……………10〜100% (出来上がり100に対して10〜)

TGR

DMAEジェルベース

合成ポリマーをジェル基剤としたジェルベースです。アロエジュース(オーガニック)を主成分とし、DMAE、 ビタミンB5、ウィッチヘーゼル水の有効成分が入っています。

 ・使用量……………………100%での使用可能
 ・水溶性成分(芳香蒸留水、有効成分)…約10%まで
 ・精油/フレグランスオイル…………………1%まで(推奨20gに1〜2滴)


* 水溶性成分は入れすぎると柔らかくなりすぎるので使用範囲内でご使用下さい。


DMAEジェルベース

精製ベントナイト

天然ベントナイトから高純度のモンモリロナイトを抽出精製したパウダーです。クレイパウダーとして使えるほか、膨潤力があるので水を含むとジェル状になり、ジェルベース、パックの基剤として使うことができます。
乳化作用もあり少量のオイルもあわせて使用することもでき、腐りにくく高温にも強い安定性を持つ性質です。

 ・ジェルとしての使用量……5〜10% (出来上がり100に対して5〜10)


* クレイは金属を腐食させる為、道具は陶器やガラス・木製をお使い下さい。



TGR

ヒアルロン酸・コラーゲン

ヒアルロン酸・コラーゲンは、有効成分として使われる人気の材料です。皮膚をはじめ、からだの様々な部分に含まれている成分です。
ヒアルロン酸は、保水することができゼリー状になっていて肌に潤いや弾力を与えるといった重要な働きをしています。そのヒアルロン酸が張り巡らされたコラーゲンの隙間を埋めています。
粘度があるのでこのページの中に記載しましたが、ジェル基材ではありません。美容液などに使うのにおすすめの材料です。


* GSEとの相性は悪いのでご注意ください。



ヒアルロン酸 美容液

ヒマワリ乳化ワックス

熱を使わずにヒマワリオイルの脂肪酸と高分子ゲル(乳化剤とジェル基剤をあわせた物)により少量のオイルを混ぜることができるインスタント乳化ワックスです。(EO付加型界面活性剤ではありません)熱に弱い有効成分を入る時に最適です。油分10%まで乳化することができます。

仕上がりがジェルのように軽いものとなりますが、乳化剤としてクリーム作りの方でご紹介しています。

ひまわり乳化ワックス

Memo

化粧品に入れたときの増粘剤のはたらき

化粧水やパック、クリームに増粘剤を入れることで、肌の上で長い時間留まることができますので、有効成分が効率よく入り込むことが期待できるようになります。
その他、重い基剤が下に沈んでしまい二層にならないように安定化剤としての役目もあります。粘度をだすことで沈降速度が遅くなり状態を安定化させるということです。
また、乳化剤と合わせて入れることでは離水を防ぎ、乳化状態の不安定さを防ぐ働きもしてくれます。

Orangeflower Shop

キサンタンガム
キサンタンガム
クリアーなできあがりで少量で高い粘性を発揮する天然の増粘安定剤です。でんぷん等の糖質を微生物が分解し作られた多糖類を精製し粉末にした。
タマリンドガム
タマリンドガム
タマリンドの種子から得られた透明度が高い植物性の増粘安定剤です。ぷるぷるジェル石鹸の材料、リキッドソープ基剤としてお使い頂けます。
グアガム
グアガム
半乾燥地帯で育つマメ科植物グァーの種子の胚乳部分から作られる水溶性の食物繊維である粘質物です。GSEと合わせても使えます。
クリスタルジェル
クリスタルジェル
芳香蒸留水、精製水を加えてお好みの固さにして下さい。保湿成分、有効成分を加えて簡単に透明感のある手作りジェルを作る事ができます。
精製ベントナイト
精製ベントナイト
天然ベントナイトからモンモリロナイトを抽出精製した。水分を加えるとジェル状に、少量のオイルを乳化させる。腐りにくく高温にも強い安定性を持つ。

商品内容や保管・使用上の注意は、あらかじめ商品詳細ページにてご確認ください。