石けん粘土と石鹸素地から作る簡単手作り石鹸に色付けをしてみましょう。
カラーパウダー、カラージェル、クレイパウダー、ハーブ、各種オイルなどをとりあげてみました。
大きく分けるとパウダー状の素材と液体の色材があります。
パウダー状のタイプは石鹸素地や粘土にきれいに発色するというよりは粒子が分散
して練り込まれるというようなイメージになります。液体の方はパウダーよりもき
れいに混ざり込みます。カラーパウダーは、石鹸素地、石鹸粘土の色付けに使えま
す。カラージェルは、液体という特性上、固まっている石鹸粘土に混ぜ込むのに少
し時間が掛かります。石鹸素地の色付けは、パウダーと同等の使いやすさです。
各色は、自然な天然色としてなじみやすく落ち着いたシックな色あいです。素地から作った石鹸の手作り感を一層ひきだしてくれそうです。
クレイパウダーを使った素地石鹸
クレイパウダーを使った石鹸粘土
クレイパウダーの素地石鹸サンプル
*グリーンモンモリロナイト
イエローカオリン
ローズクレイ
花びらなどのハーブは、見た目もとてもきれいです。CP石けん同様の弱アルカリ性となります。苛性ソーダ使用して強アルカリにはならないものの、発色はphの影響をやや受けます。その為、特にパウダーのもの、例えばローズパウダーなどはきれいなピンク色にはでることはありません。水溶性成分の色はpHにより色が変色しやすいからです。
脂溶性カラー成分をもつカレンデュラやネトル、クロレラは変色しにくいのですが、鮮やかな色とはならないこともあります。
グリッターは、キラキラ感の高いラメパウダーです。石鹸の表面の飾り付けとしても使われます。女子力アップのアイテムの一つです。
石鹸全体というよりポイント的に装飾すると、かわいらしく仕上がります。
*粒子が大きい製品もございますので、肌に石鹸をこすったりする使用方法にむきません。
マイカ(雲母)は、鉱物の一種であり無機顔料として手作り化粧品や石鹸などの色付けにお使いいただけます。キラキラ光沢があるものが多く、異なる色同士を混ぜあわせて、お好みの色をお作りいただくこともできます。石鹸表面ではキラキラしていても、石鹸の中に入れてしまうとキラキラ感はなくなりマットな色になります。
*苛性ソーダを使ったCP石鹸と同様に使えるマイカと変色してしまうものがあるので、商品ページのCP石鹸OKのものをお使いください。
ウルトラマリン、酸化鉄、酸化クロムは、無機顔料として手作り化粧品などに使われるカラーパウダーです。少量でも色が濃く付きますのでたくさん入れ過ぎないようにしてください。
*オイルを入れるレシピの時は、少量のオイルであらかじめ溶いておいてから素地に入れてもよいかもしれません。
リキッドタイプのカラージェルは、使いやすく簡単に混ぜることができます。パウダー状の色材より透明感がありきれいに仕上がるジェルもあります。また、石鹸に入れたときににじみ効果でぼかしたようになるタイプと境界線がはっきりでるものがあります。液体という特性上、固まっている石鹸粘土に混ぜ込むのに少し時間が掛かります。
カラージェルの素地石鹸の色見本
カラージェルを使った石鹸粘土
カラージェルを使った素地石鹸
* FDAについて 「Food and Drug Administration of the United States Department of Health and Human Serviceの略、米国食品医薬品局のことで日本の厚生労働省にあたる米国厚生省に属している。」
石鹸素地や石けん粘土に加えるオイルは、酸化しにくいオイルがむいています。レッドパームオイル以外はオイルの色
がきれいにでることはないようです。
*レッドパームオイルの色も、紫外線にあたっているうちに退色していきます。
商品内容や保管・使用上の注意は、あらかじめ商品詳細ページにてご確認ください。