WHAT'S NEW

ハーブのチンキ剤(内用/外用)How To

ハーブをアルコールに浸すと植物の油溶性成分と水溶性成分が溶出されます。抽出するアルコールの種類により内用/内用と使用の仕方が変わってきます。このページでは薄めて飲める内用のチンキの作り方を説明します。

Material

  • 《出来上がり 約60ml》
  •  ウオッカ(40度)…………… 80ml
  •  ハーブ:エキナセア ………… 5〜15g

  • 希釈したものを外用/内用ともに使用できます。

ハーブチンキ剤の作り方

作り方

  • twitter
  • facebook
  • googleplusone
  • line
  • pinterest
  • mail
  • 印刷

材料となるドライハーブが葉や花などの柔らかい部分を使用する場合はそのままで、大きな葉、種子、実、根、樹皮など硬いものを使用する場合は、直前に小さくしておくと有効成分が抽出されやすくなります。

チンキ剤の作り方

ハーブは大きさによってかさばる物などもありますが、5〜15gくらいを抽出瓶にいれてください。多くても瓶にぎゅうぎゅうになるより8割以下にして下さい。

ハーブのチンキ剤(内用)の作り方

ウオッカ(アルコール)がひたひたになるくらいまで入れる。完全にハーブがひたるよう、ウオッカ(アルコール)を足すなどして調節してください。瓶はあまり大きすぎると空気に触れる面積が増えるので、ちょうどいいものを選ぶとよい。

ハーブのチンキ剤作り方

フタを閉め冷暗所に2〜3週間置いてください。浸出を促すため毎日1〜2回は瓶をよく振ってください。

チンキ剤

布または、キッチンペーパー、ろ紙をつかいよく濾してください。アルコールの中にハーブの残りがまだあるようならば再度よく濾してください。ろ紙をつかえば1度できれいに濾すことができます。

チンキ剤作り方

チンキ剤の作り方

保存の目安

・約1年以内

保存容器

・消毒した容器にラベルを貼り保管

保存場所

・冷暗所保存

  • ウオッカの他にホワイトリカー(35度)を使うこともできます。
  • アルコールは殺菌効果がありますが、長期使わない場合は冷蔵庫保管をおすすめします。
  • アルコールですので子供の誤飲と火の気のある所、高温なる所には置かないようにしてください。

Memo

エキナセアのチンキ剤の使用例

チンキ剤はアルコールで抽出されているので、腸までいく前に口腔粘膜や胃で吸収されるので、ハーブティーと比べると体内への吸収も早く、即効性があります。エキナセアは、免疫を増加し、抗菌、抗ウィルス作用があるといわれ風邪やインフルエンザの予防、感染症の緩和におすすめのハーブの一つです。

* 内用/外用に関しましては自己責任の下でお願いします。

 ・転んで怪我をした時の消毒にチンキ剤を5〜10倍に水で薄めて洗浄、消毒する。
 ・風邪などの感染症の予防としてコップ1杯に15〜30滴を入れてよくうがいをする。
 ・風邪やインフルエンザには、1日3回、15〜30滴をハーブティーやぬるま湯に入れて飲用する。

アルコール(エタノール)濃度と抽出成分

抽出には、無水エタノール、またはエタノールと精製水の混ぜたもので浸出することができます。
私は50〜80%ほどで作ることが多いです。
(例)無水エタノール30ml + 精製水70ml でアルコール30%となります。

 ・アルコール 25% ……………フラボノイド、タンニン、粘液質、配糖体などが溶出
 ・アルコール 40〜60%………さらにアルカロイド、サポニン、精油などが溶出
 ・アルコール 90%〜 …………さらに樹脂系などが溶出

Orangeflower Shop

エキナセア
エキナセア
オーガニックのエキナセアは、メディカルハーブとして古くから先住民族の間でも使われてきた効能が期待できる薬用ハーブでチンキ作りの代表とも言えます。
濾紙
濾紙
布やキッチンペーパーでは通り抜けてしまう細かいハーブやハーブパウダー、不純物を1度きれいに濾すことができる便利なろ紙です。
透明ガラス瓶
透明ガラス瓶
ハーブの浸出に便利な容器。オイルが入っていても中栓付きなので漏れにくい。内容量も100mlと空気に触れる部分も少なくちょうどよい大きさです。
スポイト遮光瓶
スポイト遮光瓶
遮光タイプのアンバー色のガラス瓶です。スポイトキャップタイプとなっており抽出オイルの保管に便利に使うことができる。サイズが選べます。
ロート
ロート
ボトルの詰め替えや抽出オイルのろ過に便利なロートです。別売のろ紙と合わせて使う事ができます。ポリプロピレン製なので軽くて使いやすい。

商品内容や保管・使用上の注意は、あらかじめ商品詳細ページにてご確認ください。