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樹脂の利用方法についてフランキンセンスの利用方法

フランキンセンス、ミルラなどの樹脂は、木の幹に傷をつけてでる樹液を固まらせたものです。 植物が傷口をふさぎ細菌やバクテリアから自らを守るために、樹液をだす訳です。そのため、抗菌作用、収れん作用など、樹脂には共通した作用があるようです。
TVで紹介されたことでとても有名になったフランキンセンスの樹脂から有効成分を抽出してみました。
ハーブや生薬の利用法はいくつかありますが、その中でも代表的で簡単な抽出方法の2種類を紹介します。 それぞれ抽出した水溶性の有効成分を化粧水やジェルに、油溶性の有効成分乳液やクリームなどに使いわけすることが出来ます。油溶性と水溶性の両方を使っての乳液やクリームももちろん出来ます。
また、粒状とパウダー状のフランキンセンスで迷っている方もご参考になればと思います。

作り方

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フランキンセンスの水溶性成分

フランキンセンスの抽出

フランキンセンスの抽出方法

濾す方法

目の細かいコーヒーフィルター では漉すことができずキッチンペーパーでは、
問題なく漉すことができました。 手作り化粧品に使うときは、キッチンペー
パーで2、3回漉すか、 1日冷蔵庫で静かに置いておくと樹脂が白く沈殿する
ので、その上澄みを そっと別の容器にとりわけし使用する。

フランキンセンス化粧水

後片付け

ガラスのビーカーで、フランキンセンスの樹脂を湯煎にかけたので、ビーカーに樹脂が付いてなかなかとれませんでした。ポットのお湯をいれて不要になった歯ブラシなどでこすって落としてください。温度が高くなると溶けて取れやすくなります。

Memo

フランキンセンス抽出の個人的な感想

《フランキンセンスの水溶性成分で化粧水やジェルを作るとき》
粉状の樹脂の方が粒状の物より香りも強く、抽出成分も多く感じられました。ただ、個人的には化粧水はあまり香りが強くない物が好きなので、わたしは化粧水は粒状の方が好きです。粉状の物をお使いになる場合でも精製水を足すなどして香りを調節すればよいかと思います。
また、抽出液は、キッチンペーパーで2、3回漉すか、1日冷蔵庫で静かに置いておくと下に樹脂が白く沈殿するので、その上澄みをそっと別の容器にとりわけし使用するとよいでしょう。 沈殿した白いものを腕に塗って乾かすとパキパキにのりをぬったようになりますので、樹脂成分だと思われます。

フランキンセンスの化粧水


《フランキンセンスの油溶性成分で乳液やクリームを作るとき》
熱を加える温浸出油の抽出方法は、水溶性成分の抽出物より精油成分が多くでるので香りがよく強いような気がしますが、溶け残りは多いです。 水溶性と同様に粉の方が濁りも多く抽出成分も多く感じられます。粉、粒とも思ったよりも香り、有効成分とも抽出することができたと思います。

フランキンセンスのクリーム



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商品内容や保管・使用上の注意は、あらかじめ商品詳細ページにてご確認ください。